「妄想」の版間の差分

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745 バイト追加 、 2013年12月11日 (水)
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(ページの作成:「<div align="right"> <font size="+1">福島 貴子、針間 博彦</font><br> ''はりまメンタルクリニック''<br> DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2013年1...」)
 
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== 分類 ==
== 分類 ==
[5]
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===妄想の形式===
===妄想の形式===
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 妄想知覚の体験構造は二分節性と呼ばれる。すなわち、患者から知覚された対象に関する了解可能な意味解釈までからなるに至る第1分節(上の例では「家の前に自動車が止まっている」)と、了解可能なあらゆる意味解釈の背後で始まる、合理的にも[[情動]]的にも了解不能な意味付けである第2分節(上の例では「自分を狙っている組織がある」)からなる。
 妄想知覚の体験構造は二分節性と呼ばれる。すなわち、患者から知覚された対象に関する了解可能な意味解釈までからなるに至る第1分節(上の例では「家の前に自動車が止まっている」)と、了解可能なあらゆる意味解釈の背後で始まる、合理的にも[[情動]]的にも了解不能な意味付けである第2分節(上の例では「自分を狙っている組織がある」)からなる。


表1 Schneiderの1級症状 [7 ]
{| class="wikitable"
 
|+ 表1.Schneiderの1級症状 [7 ]
 
|-
 
| '''・3種の幻声'''<br>  考想化声、言い合う形の幻声、自身の行動と共に発言する幻声
 
|-
 
| '''・妄想知覚'''
 
|-
 
| '''・自我障害'''<br>
 
  考想被影響体験 (考想奪取、考想吹入、考想伝播)<br>
 
  身体的被影響体験<br>
  感情・欲動・意志の領域における他者によるすべてのさせられ体験・被影響体験<br>
|-
|}


=====妄想着想=====
=====妄想着想=====
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表2 DSM-5における妄想の分類 [4]
表2 DSM-5における妄想の分類 [4]


 
{| class="wikitable"
|+ 表2.DSM-5における妄想の分類 [4]
|-
| 被害妄想 誇大妄想 嫉妬妄想 被愛妄想 関係妄想 身体妄想 混合型<br> 
気分に一致する/しない妄想<br> 
奇異な妄想<br>
被支配妄想 考想伝播 考想吹入<br> 
幻声<br>
|-
|}




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