「反応時間」の版間の差分

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===その他===
===その他===
刺激の特性では、強度以外にも提示時間
<ref name=UlrichEtal1998><pubmed>9627425</pubmed></ref>
<ref name=Raab1962><pubmed>14489536</pubmed></ref>
、視覚刺激の網膜位置
<ref name=Rains1962><pubmed>14168292</pubmed></ref>
、空間周波数
<ref name=LuppEtal1976><pubmed>948887</pubmed></ref>
、コントラスト
<ref name=LuppEtal1976 />
<ref name=MillerPachella1973 />
などが反応時間に影響する。
ストレス
<ref name=Welford1980ch9 />
や断眠
<ref name=LisperEtal1972><pubmed>4645958</pubmed></ref>
、一時的な運動
<ref name=Tomporowski2003><pubmed>12595152</pubmed></ref>
、スポーツの習熟
<ref name=KidaEtal2005><pubmed>15653298</pubmed></ref>
などの効果も研究されている。


==解釈の難しさ==
==解釈の難しさ==
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■未稿■
■未稿■
===分布の非対称性と外れ値への対処===
反応時間は分布が非対称になりやすく、また外れ値(outlier)を含む。
従って、算術平均を代表値としたり、分散分析のような正規性を仮定する分析を適用することには問題が多い。
まずデータの分布を見て、強い非対称性や明らかな外れ値が見られないか確認すべきである。
算術平均のかわりに、よく中央値が用いられる。外れ値の除外(cutoff)および変数変換も有効である
<ref name=Ratcliff1993 />
変数変換には、対数変換や逆数変換が用いられる(反応時間の逆数は反応速度の指標とみなすことができる)。
外れ値は一定の基準に基づいて除外する。
平均からの一定距離を基準とする(例えば、平均±3SD範囲を超えたら除外)のは、分布の非対称性を考えれば妥当ではない。
適切な変数変換の後に行うべきである。
上限と下限を一律に定めて除外する方法もある。
単純反応時間は平均150~300ms程度なので、これを極端に下回る反応時間は尚早反応、つまりフライングの結果である可能性が高い。
そこで、100ないし150ms程度を下限とし、それ以下は外れ値と見なす。
上限の基準はしばしば恣意的だが、概して除外されるデータが全体の数%以下になる程度に決められるようである。


==参考文献・注==
==参考文献・注==


<references/>
<references/>
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