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細 (→実際の判定手順) |
細 (→脳死と判断した場合) |
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==== その他の補助検査 ==== | ==== その他の補助検査 ==== | ||
脳波、聴性脳幹反応以外の補助診断として正中神経刺激体性感覚誘発電位(SEP)、脳血管撮影、CT血管撮影(CTA)、経頭蓋ドップラー(TCD)、MRI、99mTc–HMPAO SPECTなどの検査がある。 | 脳波、聴性脳幹反応以外の補助診断として正中神経刺激体性感覚誘発電位(SEP)、脳血管撮影、CT血管撮影(CTA)、経頭蓋ドップラー(TCD)、MRI、99mTc–HMPAO SPECTなどの検査がある。 | ||
== 小児脳死判定 == | |||
小児においても脳死判定は法的脳死判定マニュアルに従って実施されなくてはならない<ref name=脳死判定基準のマニュアル化に関する研究班2011 />[15]。表5に6歳未満の脳死判定において成人と異なる点を示す<ref name=厚生労働科学研究費補助金研究班主任研究者2019>[16]。小児患者における脳死判定、脳死下臓器提供の手順は、基本的に成人と大きな相違は無いが、小児特有の注意点、とくに①患者に知的障害が無いこと、②原疾患が虐待によるものでは無いこと、を確認する必要がある。虐待児への対応は児童福祉法に準ずるため、18歳未満を「児童」と定義して判断がなされる。また患者本人の臓器提供に関する意思表示の有効性は、民法において15歳をもって意思表示が可能と定められている。 | |||
{| class="wikitable" | |||
|+表5. 6歳未満の脳死判定において成人と異なる点 | |||
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| 年齢 || 生後12週間(在胎40週未満は予定日から12週間)未満を除外 | |||
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| 体温 || 6歳未満:直腸温35°C未満を除外 | |||
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| 判定間隔 || 6歳未満:24時間以上 | |||
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| 収縮期血圧 || 1歳未満:65 mmHg以上 | |||
1歳以上13歳未満:(年齢×2)+65 mmHg以上 | |||
13歳以上90 mmHg以上 | |||
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| 脳波 || 乳児:電極間距離は5 cm以上が望ましい | |||
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| 前庭反射 || 6歳未満:氷水の注入量は25 mlとする | |||
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| 無呼吸テスト || 6歳未満:Tピースを用いて6 l/minの100 %酸素を流すなどの方法がある | |||
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== 脳死と判断した場合 == | == 脳死と判断した場合 == |