「Aδ線維とC線維」の版間の差分

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=== 受容器タイプと軸索伝導特性  ===
=== 受容器タイプと軸索伝導特性  ===


 伝導速度以外にも軸索の伝導特性がAδ線維とC線維で異なり、さらにC線維においても受容器タイプによって異なることが示された<ref name="ref5"><pubmed>8809788</pubmed> </ref><ref name="ref51"><pubmed>19913997</pubmed></ref>。  
 伝導速度以外にも軸索の伝導特性がAδ線維とC線維で異なり、さらにC線維においても受容器タイプによって異なることが示された<ref name="ref5"><pubmed>8809788</pubmed></ref><ref name="ref51"><pubmed>19913997</pubmed></ref>。  


 軸索を繰り返し電気刺激すると、C線維の侵害受容器の多くは20%程度(刺激条件により異なる)伝導速度が遅くなるのに対し、機械非感受性の受容器は30%という大きな遅延を示す。これに対し、冷受容器、C線維低閾値機械受容器や交感神経節後線維は遅延が少ない(10%程度)。  
 軸索を繰り返し電気刺激すると、C線維の侵害受容器の多くは20%程度(刺激条件により異なる)伝導速度が遅くなるのに対し、機械非感受性の受容器は30%という大きな遅延を示す。これに対し、冷受容器、C線維低閾値機械受容器や交感神経節後線維は遅延が少ない(10%程度)。