「マーの小脳理論」の版間の差分
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DOI [[XXXX]]/XXXX 原稿受付日:2018年7月xx日 原稿完成日:2018年xx月XX日 | DOI [[XXXX]]/XXXX 原稿受付日:2018年7月xx日 原稿完成日:2018年xx月XX日 |
2018年7月23日 (月) 14:21時点における版
川人光男 株式会社 国際電気通信基礎技術研究所 脳情報通信総合研究所 DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2018年7月xx日 原稿完成日:2018年xx月XX日
英語名: David Marr’s theory of cerebellum David Marrは、1960年代に明らかになった小脳の生理学と解剖学のデータに基づいて、小脳に関する運動学習理論を提案した。プルキンエ細胞の平行線維入力と登上繊維入力の連合による教師あり学習のモデルである。教師あり運動学習以外のモデルの主要な要素、LTP、プルキンエ細胞が小脳で唯一のシナプス可塑性の座、離散信号によるパターン識別、顆粒細胞層のコドン仮説などは、現在の実験データや主要な理論から考えて、ほぼ否定されるか、もしくは支持されない。しかし、この理論は小脳の理論と実験研究の進展に大きな影響を及ぼした。
目次 1 理論の概要 2 理論の要素の評価 2.1 運動学習の理論 2.2 登上線維による教師あり学習 2.3 長期増強か長期抑圧か 2.4 プルキンエ細胞が唯一のシナプス可塑性の座 2.5 離散信号によるパターン識別 2.6 顆粒細胞層のコドン表現 3 小脳研究に与えたインパクト