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ホスホジエステラーゼ1ファミリー
ホスホジエステラーゼ1ファミリー
 カルシウムおよびカルモデュリン依存性のホスホジエステラーゼで、さらに1A、1B、1Cに分類される(Cheung, 1970)。ホスホジエステラーゼ1Aは、数種の細胞機能において、フィードバックをかけながら調節している。ホスホジエステラーゼ1Bノックアウトマウスは、自発運動量が増加し、記憶・学習能力が低下する(Reed et al., 2002)。
 カルシウムおよびカルモデュリン依存性のホスホジエステラーゼで、さらに1A、1B、1Cに分類される<ref><pubmed> 4331465 </pubmed></ref>。ホスホジエステラーゼ1Aは、数種の細胞機能において、フィードバックをかけながら調節している。ホスホジエステラーゼ1Bノックアウトマウスは、自発運動量が増加し、記憶・学習能力が低下する<ref><pubmed>12077213 </pubmed></ref>。


ホスホジエステラーゼ2ファミリー
ホスホジエステラーゼ2ファミリー
 ホスホジエステラーゼ2ファミリーは、GAFドメインのひとつに結合しているcGMPによって、アロステリックに刺激される。ホスホジエステラーゼ2の阻害剤は、記憶の獲得と強化を促進すると考えられる(Blokland A etal., 2006)。
 ホスホジエステラーゼ2ファミリーは、GAFドメインのひとつに結合しているcGMPによって、アロステリックに刺激される。ホスホジエステラーゼ2の阻害剤は、記憶の獲得と強化を促進すると考えられる<ref><pubmed> 17207788 </pubmed></ref>。


ホスホジエステラーゼ3ファミリー
ホスホジエステラーゼ3ファミリー
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ホスホジエステラーゼ4ファミリー
ホスホジエステラーゼ4ファミリー
  PDE4阻害剤であるrolipramなどは、抗うつ効果のみならず、学習・記憶を増強する報告がある(Zhang et al., 2004, 2005)。
  PDE4阻害剤であるrolipramなどは、抗うつ効果のみならず、学習・記憶を増強する報告がある<ref><pubmed> 15498513 </pubmed></ref>, <ref><pubmed> 15272207</pubmed></ref>。
 
 
ホスホジエステラーゼ5ファミリー
ホスホジエステラーゼ5ファミリー
  PDE4は、学習・記憶に関連しているという報告がある(Prickaerts et al., 2004)。
  PDE5は、学習・記憶に関連しているという報告がある<ref><pubmed>15630588 </pubmed></ref>。


ホスホジエステラーゼ6~8ファミリー
ホスホジエステラーゼ6~8ファミリー
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