「トーク:有髄線維」の版間の差分

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5.図2ですが、よく使われる図ですがちょっと誤解を生むと思います。「もとの興奮部はATPを用いてNaを外に押しだし、興奮はおさまってもとに戻り、再び興奮できる状態になる」とありますが、再分極にはATPは不要です。Naチャネルが不活化すること、Kチャネルが活性化することが再分極です。何回も脱分極すると、さすがにATPポンプがないと維持できませんが、一回の脱分極ではATPポンプはすぐにNaイオンをくみ出さなくてはいけないわけではありません。(4度でATPができなくとも活動電位の伝導は起きます)。
5.図2ですが、よく使われる図ですがちょっと誤解を生むと思います。「もとの興奮部はATPを用いてNaを外に押しだし、興奮はおさまってもとに戻り、再び興奮できる状態になる」とありますが、再分極にはATPは不要です。Naチャネルが不活化すること、Kチャネルが活性化することが再分極です。何回も脱分極すると、さすがにATPポンプがないと維持できませんが、一回の脱分極ではATPポンプはすぐにNaイオンをくみ出さなくてはいけないわけではありません。(4度でATPができなくとも活動電位の伝導は起きます)。
6.「また、最近の研究により統合失調症との関連が示唆されている[15] [16]。」とありますが、ここで引用されている文献は脱髄性疾患と精神疾患との関係を示唆しているのみのようです。特に統合失調症との関連を積極的に示唆する証拠はありますでしょうか?(田中謙二先生の論文でしょうか?)ここは、「精神疾患」くらいの方が無難な気がします。


柚崎
柚崎