音韻ループ

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英語名:phonological loop

音韻ループ (おんいんるーぷ) とは、Baddeleyのワーキングメモリーモデルにおける中央実行系に隷属するサブシステムの1つであり、言語・音韻情報を保持する記憶貯蔵庫である。[1]

モデル

 
Baddeleyの音韻ループのモデル。Baddeley (1986, 2003, 2012) [1][2][3]を参考に作成。

全て言語に関連するものであり、非言語の環境音や音楽について、音韻ループがどのように関与しているか、あるいはしうるかについては研究がなされておらず、今後の研究が待たれる。

心理学的証拠

音韻類似性効果

語長効果

構音抑制

無関連音効果

系列位置効果

神経基盤

関連項目

参考文献

  1. 1.0 1.1 A D Baddeley, G J Hitch
    Working memory
    G A Bower (Eds) "The Psychology of Learning and Motivation: Advances in Research and Theory" Academic Press (New York):1974
  2. Baddeley, A. (2003).
    Working memory: looking back and looking forward. Nature reviews. Neuroscience, 4(10), 829-39. [PubMed:14523382] [WorldCat] [DOI]
  3. Baddeley, A. (2012).
    Working memory: theories, models, and controversies. Annual review of psychology, 63, 1-29. [PubMed:21961947] [WorldCat] [DOI]


(執筆者:松吉 大輔 担当編集委員:定藤 規弘)