「ROBO」の版間の差分

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15 バイト追加 、 2012年9月21日 (金)
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==構造==
==構造==


 細胞接着因子の1つである免疫グロブリンスーパーファミリーに属し、その構造は細胞外領域に免疫グロブリン様ドメイン(immunogloubulin-like, Ig domain) とフィブロネクチンタイプⅢドメイン(fibronectin type 3, FN3 domain) を有し、細胞内領域に保存された細胞内モチーフ(conserved cytoplasmic motif, CC)をもつ<ref name=ref4 /> <ref name=ref5><pubmed>11944987</pubmed></ref> <ref><pubmed>9608531</pubmed></ref>。Slit-Roboの相互作用に重要であるSlitの2番目のロイシンリッチリピート(leucine-rich repeats, LRR)とRoboのIg1ドメイン, Ig2ドメイン はRobo1からRobo3まで保存されているが<ref><pubmed>17848514</pubmed></ref>、Robo4ではIg1ドメインのSlit結合部位が保存されていない<ref name=ref5 />。このため、Robo4はSlitの受容体として機能しないと考えられていたが、近年、Slit2を介したRobo4によるシグナル伝達が報告されている<ref><pubmed>18345009</pubmed></ref>。  
 [[細胞接着因子]]の1つである[[免疫グロブリンスーパーファミリー]]に属し、その構造は細胞外領域に免疫グロブリン様ドメイン(immunogloubulin-like, Ig domain) と[[フィブロネクチンタイプⅢドメイン]](fibronectin type 3, FN3 domain) を有し、細胞内領域に保存された細胞内モチーフ(conserved cytoplasmic motif, CC)をもつ<ref name=ref4 /> <ref name=ref5><pubmed>11944987</pubmed></ref> <ref><pubmed>9608531</pubmed></ref>。Slit-Roboの相互作用に重要であるSlitの2番目の[[ロイシンリッチリピート]](leucine-rich repeats, LRR)とRoboのIg1ドメイン, Ig2ドメイン はRobo1からRobo3まで保存されているが<ref><pubmed>17848514</pubmed></ref>、Robo4ではIg1ドメインのSlit結合部位が保存されていない<ref name=ref5 />。このため、Robo4はSlitの受容体として機能しないと考えられていたが、近年、Slit2を介したRobo4によるシグナル伝達が報告されている<ref><pubmed>18345009</pubmed></ref>。


==ファミリー==
==ファミリー==

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