「FM1-43」の版間の差分

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31 バイト追加 、 2013年2月1日 (金)
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== 蛍光特性  ==
== 蛍光特性  ==


 FM1-43 の、[[wikipedia:ja:励起状態|励起]]には 1光子では波長 480 nm光、2光子では波長 840 nm 光が頻用される。
 FM1-43の[[wikipedia:ja:励起状態|励起]]には1光子では波長480 nm光、2光子では波長840 nm光が頻用される。


 極大蛍光波長はリポソーム中にて 580 nm である。
 極大蛍光波長は[[wikipedia:ja:リポソーム|リポソーム]]中にて580 nmである。


 波長480nm光の高出力励起(~150 μW)にてジアミノベンゼン(DAB)の光変換(photoconversion) を起こす。そのため、[[wikipedia:ja:アルデヒド|アルデヒド]]で固定可能な色素:FM1-43FX と DAB を細胞に与え、光変換させると、共局在部位で電子密度の高い産物が作られ、[[wikipedia:ja:電子顕微鏡観察|電子顕微鏡観察]]が可能となる。FM1-43 を取り込んだ小胞が、高い電子密度で描出され、微細構造解析に活用されている。
 波長480nm光の高出力励起(~150 μW)にて[[wikipedia:ja:ジアミノベンゼン|ジアミノベンゼン]](DAB)の光変換(photoconversion) を起こす。そのため、[[wikipedia:ja:アルデヒド|アルデヒド]]で固定可能な色素であるFM1-43FX と DABを細胞に与え光変換させると、共局在部位で電子密度の高い産物が作られ、[[電子顕微鏡]]観察が可能となる。FM1-43を取り込んだ小胞が、高い電子密度で描出され、微細構造解析に活用されている。


== 応用例  ==
== 応用例  ==

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