「社交不安症」の版間の差分

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 DSM-5のsocial anxiety disorderは日本不安症学会の提案で従来の「社交不安障害」から「社交不安症」と変更される。社交不安障害はそれまで社会不安障害とか社会恐怖と呼ばれていた時期がある。
 DSM-5のsocial anxiety disorderは日本不安症学会の提案で従来の「社交不安障害」から「社交不安症」と変更される。社交不安障害はそれまで社会不安障害とか社会恐怖と呼ばれていた時期がある。


 社交不安症の重症度を検討する尺度<ref name=ref3>'''横山知加・貝谷久宣'''<br>精神科臨床評価-特定の精神障害に関連したもの11.不安障害 2)社会不安障害<br>''臨床精神医学'' 増刊号,262-266,2004.</ref>として、治療者による評価尺度ではLiebowitz Social Anxiety Scale日本語版(朝倉ら、2002)、自記式評価尺度ではBrief Social Phobia Scale(Davidsonら、1991)を参考にして身体症状も評価できるように作成された東大式社会[[不安障害]]尺度<ref name=ref4>'''貝谷久宣・金井嘉宏・熊野宏明・坂野雄二・久保木富房'''<br>東大式社会不安尺度の開発と信頼性・妥当性の検討<br>''心身医学'', 44(4),279-287,2004.</ref>がある。その他の自記式評価尺度としてFear of Negative Evaluationの日本語版(石川ら、1992)がある。
 社交不安症の重症度を検討する尺度<ref name=ref3>'''横山知加・貝谷久宣'''<br>精神科臨床評価-特定の精神障害に関連したもの11.不安障害 2)社会不安障害<br>''臨床精神医学'' 増刊号,262-266,2004.</ref>として、治療者による評価尺度ではLiebowitz Social Anxiety Scale日本語版<ref>'''朝倉聡・井上誠志郎・佐々木史・佐々木幸哉・北川信樹・井上猛・傳田健三・伊藤ますみ・松原良次・小山司'''<br>Liebowits Social Anxiety Scale(LSAS)日本語版の信頼性および妥当性の検討<br>''精神医学''、p.1079、2002</ref>、自記式評価尺度ではBrief Social Phobia Scale<ref><pubmed>1757457</pubmed></ref>を参考にして身体症状も評価できるように作成された東大式社会[[不安障害]]尺度<ref name=ref4>'''貝谷久宣・金井嘉宏・熊野宏明・坂野雄二・久保木富房'''<br>東大式社会不安尺度の開発と信頼性・妥当性の検討<br>''心身医学''、44(4),279-287,2004.</ref>がある。その他の自記式評価尺度としてFear of Negative Evaluationの日本語版<ref>'''石川利江、佐々木和義、福井至'''<br>社会的不安尺度FNE SADSの日本版標準化の試み<br>''行動療法研究'' 18:10-17,1992</ref>がある。


=== 鑑別診断 ===
=== 鑑別診断 ===

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