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<font size="+1">[http://researchmap.jp/7000016212 小金澤 紀子]、[http://researchmap.jp/read0058514 白尾 智明]</font><br> | <font size="+1">[http://researchmap.jp/7000016212 小金澤 紀子]、[http://researchmap.jp/read0058514 白尾 智明]</font><br> | ||
''群馬大学大学院医学系研究科神経薬理学''<br> | ''群馬大学大学院医学系研究科神経薬理学''<br> | ||
DOI:<selfdoi /> | DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2016年8月15日 原稿完成日:2016年8月20日<br> | ||
担当編集委員:[http://researchmap.jp/wadancnp 和田 圭司](国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)<br> | 担当編集委員:[http://researchmap.jp/wadancnp 和田 圭司](国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)<br> | ||
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最近では、ドレブリンが[[プログラニューリン]]を活性化し、[[wj:膀胱癌|膀胱がん]]を惹起することも報告されている<ref name=ref29><pubmed>25839164 </pubmed></ref>。ドレブリンが[[wj:腫瘍|腫瘍]]の発現に関与するのか等まだ不明な点は多いが、特に[[wj:転移 (医学)|転移]]性の腫瘍ではドレブリンの機能異常が見られることから、ドレブリンはがんのバイオマーカーとして用いることができるのかもしれない。 | 最近では、ドレブリンが[[プログラニューリン]]を活性化し、[[wj:膀胱癌|膀胱がん]]を惹起することも報告されている<ref name=ref29><pubmed>25839164 </pubmed></ref>。ドレブリンが[[wj:腫瘍|腫瘍]]の発現に関与するのか等まだ不明な点は多いが、特に[[wj:転移 (医学)|転移]]性の腫瘍ではドレブリンの機能異常が見られることから、ドレブリンはがんのバイオマーカーとして用いることができるのかもしれない。 | ||
===ドレブリンノックアウトマウス=== | |||
これまでにドレブリンAノックアウト(DAKO)マウスを用いた研究が中心に行われている。DAKOマウスではドレブリンAに代わってドレブリンEが発現しているが、脳の形態や行動に大きな異常は見られない。しかしながら恐怖条件付けに異常が見られること<ref name=ref><pubmed>19837137</pubmed></ref>や、特に成熟個体の海馬CA1領域におけるLTPの形成が阻害されること、尖端樹状突起のスパインの長さが有意に長くなっていることなどが報告されている<ref name=ref11 />。 | |||
==関連語== | ==関連語== |