「神経型PASドメインタンパク質」の版間の差分

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=== C末端領域 ===
=== C末端領域 ===
 PAS-BドメインよりもさらにC末端側の領域は、メンバー間で長さや配列の相同性が低いが、多くの場合、転写活性化ドメイン(transactivation domain)または転写抑制ドメインを含んでいる。この領域を介して、CBP/p300のようなヒストンアセチル化酵素(HAT[histone acetyltransferase])を含むコアクチベーター複合体や、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC[histone deacetylase])を含むコリプレッサー複合体と相互作用し、標的遺伝子の転写効率を正または負に精密に調節する<ref name=Bersten2013><pubmed>24263188</pubmed></ref><ref name=Luoma2018><pubmed>30509165</pubmed></ref>(Bersten et al., 2013; Luoma & Berry 2018)。
 PAS-BドメインよりもさらにC末端側の領域は、メンバー間で長さや配列の相同性が低いが、多くの場合、[[転写活性化ドメイン]]([[transactivation domain]])または[[転写抑制ドメイン]]を含んでいる。この領域を介して、[[CBP]]/[[p300]]のような[[ヒストンアセチル化酵素]]([[histone acetyltransferase]], [[HAT]])を含む[[コアクチベーター]]複合体や、[[ヒストン脱アセチル化酵素]]([[histone deacetylase]], [[HDAC]])を含むコリプレッサー複合体と相互作用し、標的遺伝子の転写効率を正または負に精密に調節する<ref name=Bersten2013><pubmed>24263188</pubmed></ref><ref name=Luoma2018><pubmed>30509165</pubmed></ref>(Bersten et al., 2013; Luoma & Berry 2018)。