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運動性神経細胞は延髄後部の[[中心灰白質]]腹内側に位置する[[舌下神経核]]にある。ここから出た神経は前方(腹側)に進み、錐体のすぐ外側の前外側溝 anterolateral sulcus を抜けて延髄を離れる。神経根(10-15本)は束ねられ、舌下神経管を通って頭蓋の外にでる。この神経管をでると硬膜枝を出した後、C1前枝からの枝と合流し、[[wikipedia:ja:内頸動脈|内頸動脈]]のわきを過ぎて舌の深部を走り、舌のほとんどの筋([[wikipedia:ja:頤舌筋|頤舌筋]]など骨付着筋や[[wikipedia:ja:上縦舌筋|上縦舌筋]]など内在性の筋)に分布する。[[wikipedia:ja:口蓋舌筋|口蓋舌筋]]は迷走神経(あるいは舌咽神経?)支配とされている。C1前枝のほか、上頚神経節(交感神経)、迷走神経(副交感神経)との交通枝もあるが、それらの成分は、固有の舌下神経支配領域以外に向かう枝に含まれると考えられている。 | 運動性神経細胞は延髄後部の[[中心灰白質]]腹内側に位置する[[舌下神経核]]にある。ここから出た神経は前方(腹側)に進み、錐体のすぐ外側の前外側溝 anterolateral sulcus を抜けて延髄を離れる。神経根(10-15本)は束ねられ、舌下神経管を通って頭蓋の外にでる。この神経管をでると硬膜枝を出した後、C1前枝からの枝と合流し、[[wikipedia:ja:内頸動脈|内頸動脈]]のわきを過ぎて舌の深部を走り、舌のほとんどの筋([[wikipedia:ja:頤舌筋|頤舌筋]]など骨付着筋や[[wikipedia:ja:上縦舌筋|上縦舌筋]]など内在性の筋)に分布する。[[wikipedia:ja:口蓋舌筋|口蓋舌筋]]は迷走神経(あるいは舌咽神経?)支配とされている。C1前枝のほか、上頚神経節(交感神経)、迷走神経(副交感神経)との交通枝もあるが、それらの成分は、固有の舌下神経支配領域以外に向かう枝に含まれると考えられている。 | ||
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== 関連項目 == | |||
*[[脊髄神経]] | |||
== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
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The Human Central Nervous System. A Synopsis and Atlas: R. Nieuwenhuys, J. Voogd, Chr. Van Huijzen, Springer-Verlag, Berlin Heidelberg New York, 1978. | The Human Central Nervous System. A Synopsis and Atlas: R. Nieuwenhuys, J. Voogd, Chr. Van Huijzen, Springer-Verlag, Berlin Heidelberg New York, 1978. | ||
<br> (執筆者:端川 勉 担当編集委員:藤田一郎) | |||
(執筆者:端川 勉 担当編集委員:藤田一郎) |