13
回編集
細編集の要約なし |
細編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
英:Total Internal Reflection Fluorescence Microscopy、英略語:TIRF microscopy, TIRFM<br/> | |||
英:Total Internal Reflection Fluorescence Microscopy、英略語:TIRF microscopy, TIRFM | |||
同義語:Evanescent Wave Microscopy、エバネッセント場顕微鏡 | 同義語:Evanescent Wave Microscopy、エバネッセント場顕微鏡 | ||
37行目: | 36行目: | ||
===対物レンズの選択=== | ===対物レンズの選択=== | ||
前述のように、全反射蛍光顕微鏡では入射光を臨界角以上の角度で試料へと照射することが必須である。また、試料の目的部位に均一に照明することが必要である。この要件を対物レンズ式にて達成するためには、対物レンズの後焦点面の辺縁部へレーザー光を集光すれば良い。すなわち、レーザー光を、対物レンズ中心軸の距離が試料の屈折率で決まるdn2と対物レンズの開口数(Numerical Aperture; NA)で決まるdNAの間となるように入射させれば良い(図3)。このことから、対物レンズ式全反射蛍光顕微鏡を達成するために必要な対物レンズのNAは試料の屈折率よりも大きいものである必要があることがわかる。各顕微鏡メーカーから1.65/1.49/1.45といった高いNAを持つ対物レンズが市販されており、目的に応じてこれらの対物レンズを選択すると良い。 | 前述のように、全反射蛍光顕微鏡では入射光を臨界角以上の角度で試料へと照射することが必須である。また、試料の目的部位に均一に照明することが必要である。この要件を対物レンズ式にて達成するためには、対物レンズの後焦点面の辺縁部へレーザー光を集光すれば良い。すなわち、レーザー光を、対物レンズ中心軸の距離が試料の屈折率で決まるdn2と対物レンズの開口数(Numerical Aperture; NA)で決まるdNAの間となるように入射させれば良い(図3)。このことから、対物レンズ式全反射蛍光顕微鏡を達成するために必要な対物レンズのNAは試料の屈折率よりも大きいものである必要があることがわかる。各顕微鏡メーカーから1.65/1.49/1.45といった高いNAを持つ対物レンズが市販されており、目的に応じてこれらの対物レンズを選択すると良い。 | ||
==参考文献== | |||
<references/> |
回編集