「目的指向行動」の版間の差分

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<font size="+1">[https://researchmap.jp/nozomiasaoka 浅岡 希美]</font><br>
<font size="+1">[https://researchmap.jp/nozomiasaoka 浅岡 希美]</font><br>
''京都大学 大学院医学研究科 システム神経薬理学分野''<br>
''京都大学 大学院医学研究科 システム神経薬理学分野''<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2023年4月25日 原稿完成日:2023年XX月X日<br>
DOI:<selfdoi /> 原稿受付日:2023年4月25日 原稿完成日:2023年5月12日<br>
担当編集委員:[https://researchmap.jp/sadato 定藤 規弘](立命館大学 総合科学技術研究機構 )<br>
担当編集委員:[https://researchmap.jp/sadato 定藤 規弘](立命館大学 総合科学技術研究機構 )<br>
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=== Two-Step Sequential Decision-Making Task ===
=== Two-Step Sequential Decision-Making Task ===
[[ファイル:Asaoka 目的指向行動Fig2.jpg|サムネイル|'''図2.Two-Step Sequential Decision-Making Task''']]
[[ファイル:Asaoka 目的指向行動Fig2.jpg|サムネイル|'''図2. Two-Step Sequential Decision-Making Task''']]
 Slips-of-Action testと同様に主にヒトもしくは非ヒト霊長類の試験で用いられる課題であり、モニターに表示された画像に応じて手元のスイッチ(左右2つ)を押し分けることで報酬を獲得するという基本パラダイムは共通するが、こちらの課題では正解の選択があらかじめ明示されることはない。また、画像の提示や報酬の有無を含めたresponseは確率によって変動するなど、被験者に明確なルールが分からないように設計されている。このように正解の不確かな課題に対する行動戦略が心的モデルあり(model-based)かモデルなし(model-free)かを評価する <ref name=Daw2011><pubmed>21435563</pubmed></ref>。
 Slips-of-Action testと同様に主にヒトもしくは非ヒト霊長類の試験で用いられる課題であり、モニターに表示された画像に応じて手元のスイッチ(左右2つ)を押し分けることで報酬を獲得するという基本パラダイムは共通するが、こちらの課題では正解の選択があらかじめ明示されることはない。また、画像の提示や報酬の有無を含めたresponseは確率によって変動するなど、被験者に明確なルールが分からないように設計されている。このように正解の不確かな課題に対する行動戦略が心的モデルあり(model-based)かモデルなし(model-free)かを評価する <ref name=Daw2011><pubmed>21435563</pubmed></ref>。


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