「ERMタンパク質」の版間の差分

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=== ミクログリア活性化===
=== ミクログリア活性化===
 モエシンはミクログリアに発現する。マウスの初代培養ミクログリアをモエシンのリン酸化を阻害するNSC305787で処理すると、リン酸化レベルの低下に対応してUDP誘導性の食作用やADP誘導性の遊走、LPS誘導性のTNF-α分泌が阻害される<ref name=Okazaki2020a><pubmed>noPMID</pubmed></ref>[77]。また、モエシンノックアウトマウス由来の初代培養ミクログリアではADP誘導性の遊走活性の低下やUDP感受性の貪食能の低下が観察されることから、モエシンはミクログリアの遊走や貪食に重要な役割を担うと考えられる<ref name=Okazaki2020b><pubmed>33129281</pubmed></ref>[78]。
 モエシンはミクログリアに発現する。マウスの初代培養ミクログリアをモエシンのリン酸化を阻害するNSC305787で処理すると、リン酸化レベルの低下に対応してUDP誘導性の食作用やADP誘導性の遊走、LPS誘導性のTNF-α分泌が阻害される<ref name=Okazaki2020a>'''Okazaki, T., Kawaguchi, K., Hirao, T., & Asano, S. (2020).'''
Moesin is involved in migration and phagocytosis activities of primary microglia. BPB Reports. 3(6), 185-9.
[https://search.worldcat.org/ja/title/9657265683 WorldCat][https://www.jstage.jst.go.jp/article/bpbreports/3/6/3_185/_html/-char/en DOI]
</ref>[77]。また、モエシンノックアウトマウス由来の初代培養ミクログリアではADP誘導性の遊走活性の低下やUDP感受性の貪食能の低下が観察されることから、モエシンはミクログリアの遊走や貪食に重要な役割を担うと考えられる<ref name=Okazaki2020b><pubmed>33129281</pubmed></ref>[78]。


=== シュワン細胞における髄鞘形成 ===
=== シュワン細胞における髄鞘形成 ===

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