「チロシンリン酸化」の版間の差分

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チロシンフォスファターゼは、保存されたモチーフ-(Ile/Val)-His-Cys-X-Ala-Gly-X-X-Arg-(Ser/Thr)-Gly-を活性中心にもつ。システイン残基のある酵素活性中心が、リン酸化チロシンを認識する。
チロシンフォスファターゼは、保存されたモチーフ-(Ile/Val)-His-Cys-X-Ala-Gly-X-X-Arg-(Ser/Thr)-Gly-を活性中心にもつ。システイン残基のある酵素活性中心が、リン酸化チロシンを認識する。


チロシンリン酸化の神経機能における役割としては、神経伝達物質放出、イオンチャンネルのコンダクタンスおよび開口確率、タンパク質分子のシナプスでの局在と輸送の制御が知られている。また、神経回路形成、神経筋接合部やミエリン構造の形成、軸索伸長等の制御が挙げられる。
チロシンリン酸化の神経機能における役割としては、シナプス前膜側からの神経伝達物質放出、イオンチャンネルのコンダクタンスおよび開口確率、タンパク質分子のシナプスでの局在と輸送過程の制御等が知られている。また、神経発生過程において、神経回路形成、神経筋接合部やミエリン構造の形成、軸索伸長等の制御が挙げられる。


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
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