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== ドメイン構造 == | == ドメイン構造 == | ||
[[Image:Miononaka fig 1.jpg| | [[Image:Miononaka fig 1.jpg|thumb|right|300 px| '''図 カルシニューリンのドメイン構造''']] | ||
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カルシニューリン A は、N末端より、触媒ドメイン・カルシニューリン B 結合ドメイン・[[カルモジュリン]]結合ドメイン・自己抑制ドメイン(AID)からなる(図)。触媒ドメインはPP2Aと49%、PP1と39%という高い相同性を持つ。 | カルシニューリン A は、N末端より、触媒ドメイン・カルシニューリン B 結合ドメイン・[[カルモジュリン]]結合ドメイン・自己抑制ドメイン(AID)からなる(図)。触媒ドメインはPP2Aと49%、PP1と39%という高い相同性を持つ。 | ||
カルシニューリン B はカルモジュリンと相同性があり、4つのCa<sup>2+</sup>結合ドメインである[[EF-hand]]を有し、N末端に[[ミリストイル化]]を受ける(図)。カルシニューリン Bの1つのCa<sup>2+</sup>結合ドメインは高親和性で(Kd = 10<sup>-7</sup> M)、その他は低親和性(Kd = 0.5 ~ 1 uM)であるが、カルモジュリンと異なり、カルシニューリン Bは[[wikipedia:EDTA|EDTA]]存在下でもカルシニューリン A に結合する。 | カルシニューリン B はカルモジュリンと相同性があり、4つのCa<sup>2+</sup>結合ドメインである[[EF-hand]]を有し、N末端に[[ミリストイル化]]を受ける(図)。カルシニューリン Bの1つのCa<sup>2+</sup>結合ドメインは高親和性で(Kd = 10<sup>-7</sup> M)、その他は低親和性(Kd = 0.5 ~ 1 uM)であるが、カルモジュリンと異なり、カルシニューリン Bは[[wikipedia:EDTA|EDTA]]存在下でもカルシニューリン A に結合する。 | ||
== 立体構造 == | == 立体構造 == |