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[[wikipedia:ja:江橋節郎|江橋節郎]]は1950年代後半からの先駆的研究により、細胞内Ca<sup>2+</sup>が[[wikipedia:ja:骨格筋|骨格筋]]収縮を制御するという機構を提唱した。そして1965年に[[カルシウム結合タンパク質]]である[[トロポニン]]を発見し、Ca<sup>2+</sup>依存性シグナルの存在を世界に先駆けて証明した<ref><pubmed>5857096</pubmed></ref>。次いで1970年には[[wikipedia:ja:垣内史郎|垣内史郎]]とWai Yiu Cheungにより[[カルモジュリン]]が発見され、Ca<sup>2+</sup>が筋収縮のみならず広範な細胞機能を制御することが明確になった<ref><pubmed>4320714</pubmed></ref><ref><pubmed>4315350</pubmed></ref>。 | [[wikipedia:ja:江橋節郎|江橋節郎]]は1950年代後半からの先駆的研究により、細胞内Ca<sup>2+</sup>が[[wikipedia:ja:骨格筋|骨格筋]]収縮を制御するという機構を提唱した。そして1965年に[[カルシウム結合タンパク質]]である[[トロポニン]]を発見し、Ca<sup>2+</sup>依存性シグナルの存在を世界に先駆けて証明した<ref><pubmed>5857096</pubmed></ref>。次いで1970年には[[wikipedia:ja:垣内史郎|垣内史郎]]とWai Yiu Cheungにより[[カルモジュリン]]が発見され、Ca<sup>2+</sup>が筋収縮のみならず広範な細胞機能を制御することが明確になった<ref><pubmed>4320714</pubmed></ref><ref><pubmed>4315350</pubmed></ref>。 | ||
さらに[[wikipedia:ja: | さらに[[wikipedia:ja:ロジャー・Y・チエン|Roger Y Tsien]]による[[カルシウム指示薬]]の開発<ref><pubmed>3838314</pubmed></ref>により、細胞内Ca<sup>2+</sup>濃度を生細胞にて[[蛍光イメージング]]法で測定することが可能になり、Ca<sup>2+</sup>ウェーブやCa<sup>2+</sup>オシレーションといった、細胞内Ca<sup>2+</sup>濃度の複雑な時空間動態が明らかとなった(動画)。 | ||
== メカニズム == | == メカニズム == |