160
回編集
細編集の要約なし |
Yoshimasakoyama (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
||
5行目: | 5行目: | ||
同義語:水道周囲灰白質 | 同義語:水道周囲灰白質 | ||
中心周囲灰白質(PAG)は、[[中脳水道]]の周囲に広がる細胞集団で、[[大脳辺縁系]]や[[視床下部]]などから[[情動]]やそれに伴う[[自律神経性]]の入力を、[[脳幹]]や[[脊髄]]からは[[感覚性]]入力を受け、これらの情報を統合して、適切な行動様式や自律神経系活動の発現に関与する。 | |||
==構造== | ==構造== | ||
13行目: | 13行目: | ||
[[第三脳室]]と[[第四脳室]]を結ぶ中脳水道を取り巻く細胞集団<ref name=ref2>'''佐野豊'''<br>神経科学携帯的基礎 Ⅱ脊髄・脳幹 p.763-777<br>''金芳堂'':1999</ref> 。 | [[第三脳室]]と[[第四脳室]]を結ぶ中脳水道を取り巻く細胞集団<ref name=ref2>'''佐野豊'''<br>神経科学携帯的基礎 Ⅱ脊髄・脳幹 p.763-777<br>''金芳堂'':1999</ref> 。 | ||
内側、外側、背側に分けられ、種によってはさらに細分される。明確な境界はないが、前後軸にそったカラム状の機能単位が存在する。PAGには、その正中腹側部に、吻側から[[Darkschewisch核]]、[[動眼神経副核]]、[[Edinger-Westphal核]]、さらに[[動眼神経核]]、[[滑車神経核]]など、[[眼球運動]]や[[瞳孔反射]]に関連するニューロン群が分布する。その尾側には[[セロトニン]]作動性ニューロンを豊富に含む[[背側縫線核]]が、腹外側部には[[アセチルコリン]]作動性ニューロンの局在する[[外背側被蓋核]]が拡がる。 | |||
回編集