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Etsukosuzuki (トーク | 投稿記録) 細編集の要約なし |
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== 生理的機能 == | == 生理的機能 == | ||
[[ファイル:Etsukosuzuki_Fig2.png|thumb|350px|'''図2.スライスパッチクランプ法を用いて記録した海馬CA3野苔状線維シナプスのAMPA型グルタミン酸受容体とカイニン酸受容体を介する二成分からなる興奮性シナプス後電流(EPSC)の例(未発表データ)'''<br>標準液中で記録したEPSCにはAMPA型グルタミン酸受容体を介する速い成分とカイニン酸受容体を介する遅い成分の両者が混在する。選択的なAMPA型グルタミン酸受容体アンタゴニスト(GYKI 53655、 30 | [[ファイル:Etsukosuzuki_Fig2.png|thumb|350px|'''図2.スライスパッチクランプ法を用いて記録した海馬CA3野苔状線維シナプスのAMPA型グルタミン酸受容体とカイニン酸受容体を介する二成分からなる興奮性シナプス後電流(EPSC)の例(未発表データ)'''<br>標準液中で記録したEPSCにはAMPA型グルタミン酸受容体を介する速い成分とカイニン酸受容体を介する遅い成分の両者が混在する。選択的なAMPA型グルタミン酸受容体アンタゴニスト(GYKI 53655、 30 μM)存在下で記録したカイニン酸受容体応答(赤トレース)を、標準液中で記録した波形(黒トレース)から減算し、AMPA型グルタミン酸受容体応答(青トレース)を抽出した。GABA<sub>A</sub>受容体を介した成分が混合することを避けるため、塩化物イオンの平衡電位である-66.5 mVで膜電位を保持した。また、記録の最後にAMPA受容体およびカイニン酸受容体のアンタゴニストを投与し、NMDA受容体を介した成分が混合していないことを確かめている。]] | ||
当初はAMPA型グルタミン酸受容体とカイニン酸受容体を区別するための選択的な薬剤が存在せず、中枢神経系におけるカイニン酸受容体の機能を研究することは難しかったが、[[wikipedia:GYKI53655|GYKI53655]]などのAMPA型グルタミン酸受容体選択的なアンタゴニストの登場により、AMPA型グルタミン酸受容体を介した成分と分離することが可能となった<ref><pubmed> 7826635 </pubmed></ref>。 | 当初はAMPA型グルタミン酸受容体とカイニン酸受容体を区別するための選択的な薬剤が存在せず、中枢神経系におけるカイニン酸受容体の機能を研究することは難しかったが、[[wikipedia:GYKI53655|GYKI53655]]などのAMPA型グルタミン酸受容体選択的なアンタゴニストの登場により、AMPA型グルタミン酸受容体を介した成分と分離することが可能となった<ref><pubmed> 7826635 </pubmed></ref>。 |
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