「チロシンリン酸化」の版間の差分

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<font size="+1">[http://researchmap.jp/cnsfaust 林 崇]</font><br>
''東京大学 医学系研究科 (研究院)''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2013年5月16日 原稿完成日:2013年4月13日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/2rikenbsi 林 康紀](独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター)<br>
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英:tyrosine phosphorylation 英略語:PY、P-Tyr 独:Tyrosin Phosphorylierung 羅:phosphorylation tyrosine  
英:tyrosine phosphorylation 英略語:PY、P-Tyr 独:Tyrosin Phosphorylierung 羅:phosphorylation tyrosine  


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 [[wikipedia:ja:真核生物|真核生物]]に存在する[[wikipedia:ja:タンパク質|蛋白質]]の細胞内領域[[wikipedia:ja:チロシン|チロシン]]残基に起こる可逆的[[wikipedia:ja:リン酸基|リン酸基]]付加反応。チロシンリン酸化の状態は、チロシンリン酸化酵素(チロシンキナーゼ、protein tyrosine kinase、PTK)およびチロシン脱リン酸化酵素(チロシンホスファターゼ、protein tyrosine phosphatase、PTP)の活性のバランスにより制御される。高等生物の神経系において、チロシンリン酸化は、様々な[[神経発生]]や[[神経可塑性]]の過程で、タンパク質の活性や局在、タンパク質間の結合、[[イオンチャンネル]]の性質、[[細胞内情報伝達]]系等を制御することが知られている。 [[Image:Hayashi tyrosine phosphorylation.png|thumb|right|400px| '''図 チロシンリン酸化反応''']]  
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== 反応  ==
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== 参考文献  ==
== 参考文献  ==


<references />  
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(執筆者:林 崇、担当編集委員:林 康紀 )