「分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ8相互作用タンパク質」の版間の差分

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=== MAPK8IP1ノックアウトマウス ===
=== MAPK8IP1ノックアウトマウス ===
 寿命や生殖能力に異常はないが、[[海馬]]神経細胞において[[興奮毒性]]に関わるJNK活性化と[[細胞死]]が抑制される<ref name=Whitmarsh2001><pubmed>11562351</pubmed></ref> [20]他、高脂肪食により脂肪細胞で誘発されるJNK活性化とこれによるインスリン抵抗性が抑制される<ref name=Jaeschke2004><pubmed>15314024</pubmed></ref> [21]。MAPK8IP1とMAPK8IP2の双方をノックアウトした場合は [[低血糖]]による顕著な成長遅延を呈し、生後2週間程度で死亡する<ref name=Standen2009><pubmed>19564410</pubmed></ref> [22]。
 寿命や生殖能力に異常はないが、[[海馬]]神経細胞において[[興奮毒性]]に関わるJNK活性化と[[細胞死]]が抑制される<ref name=Whitmarsh2001><pubmed>11562351</pubmed></ref> [20]他、高脂肪食により脂肪細胞で誘発されるJNK活性化とこれによるインスリン抵抗性が抑制される<ref name=Jaeschke2004><pubmed>15314024</pubmed></ref> [21]。MAPK8IP1とMAPK8IP2の双方をノックアウトした場合は [[低血糖]]による顕著な成長遅延を呈し、生後2週間程度で死亡する<ref name=Standen2009><pubmed>19564410</pubmed></ref> [22]。
=== MAPK8IP3 ノックアウトマウス ===
=== MAPK8IP3ノックアウトマウス ===
 [[終脳]]形成に異常を呈し、呼吸不全により生後間もなく死亡する<ref name=Kelkar2003><pubmed>12897243</pubmed></ref> [23]。
 [[終脳]]形成に異常を呈し、呼吸不全により生後間もなく死亡する<ref name=Kelkar2003><pubmed>12897243</pubmed></ref> [23]。
=== MAPK8IP4 ノックアウトマウス ===
=== MAPK8IP4ノックアウトマウス ===
 [[精子]]の運動性低下が原因と見られる[[雄性不妊]]の傾向が認められる<ref name=Iwanaga2008><pubmed>18574703</pubmed></ref> [24]。ただし成長や精巣の形態に異常はなく、上記の分子機能との関連性は不明。またノックアウトマウスから採取した[[B細胞]]においては[[リポ多糖]] ([[LPS]])刺激後の[[CD40]]の内在化([[エンドサイトーシス]])が抑制される<ref name=Wang2015><pubmed>25586186</pubmed></ref> [25]。
 [[精子]]の運動性低下が原因と見られる[[雄性不妊]]の傾向が認められる<ref name=Iwanaga2008><pubmed>18574703</pubmed></ref> [24]。ただし成長や精巣の形態に異常はなく、上記の分子機能との関連性は不明。またノックアウトマウスから採取した[[B細胞]]においては[[リポ多糖]] ([[LPS]])刺激後の[[CD40]]の内在化([[エンドサイトーシス]])が抑制される<ref name=Wang2015><pubmed>25586186</pubmed></ref> [25]。