「分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ」の版間の差分

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===p38とは===
===p38とは===
 p38はα, β, δ, γの4種類のアイソフォームを持つMAPKのサブファミリーで、様々な環境[[ストレス]]や[[炎症]]性[[サイトカイン]]によって活性化される。p38を活性化するほとんどのストレスはJNKも活性化する。上流のMAPKKは[[MKK3]]と[[MKK6]]であり、MKK3はp38αとp38βのみを活性化させるがMKK6は全てのアイソフォームを活性化させられる。上流のMAPKKKは[[ASK1]]や[TAK1]]、TAOや[[MEKK4]]など様々な分子が知られており、それぞれのMAPKKKに応じた活性化刺激によって下流にシグナルが伝えられ、p38が活性化された結果[[MAPKAPK]]や[[ATF2]]などの様々な基質がリン酸化され、[[ストレス応答]]反応が引き起こされる<ref><pubmed> 11274345 </pubmed></ref>。
 p38はα, β, δ, γの4種類のアイソフォームを持つMAPKのサブファミリーで、様々な環境[[ストレス]]や[[炎症]]性[[サイトカイン]]によって活性化される。p38を活性化するほとんどのストレスはJNKも活性化する。上流のMAPKKは[[MKK3]]と[[MKK6]]であり、MKK3はp38αとp38βのみを活性化させるがMKK6は全てのアイソフォームを活性化させられる。上流のMAPKKKは[[ASK1]]や[[TAK1]]、TAOや[[MEKK4]]など様々な分子が知られており、それぞれのMAPKKKに応じた活性化刺激によって下流にシグナルが伝えられ、p38が活性化された結果[[MAPKAPK]]や[[ATF2]]などの様々な基質がリン酸化され、[[ストレス応答]]反応が引き起こされる<ref><pubmed> 11274345 </pubmed></ref>。


===神経系とp38との関わり===
===神経系とp38との関わり===

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