「アクチン」の版間の差分

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<font size="+1">篠原 亮太、[http://researchmap.jp/read0192882 古屋敷 智之]</font><br>
''京都大学 大学院医学研究科 医学専攻 医学研究科 医学専攻''<br>
DOI XXXX/XXXX 原稿受付日:2012年月日 原稿完成日:2013年8月12日<br>
担当編集委員:[http://researchmap.jp/2rikenbsi 林 康紀](独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター)<br>
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{{Infobox protein family
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| Symbol =Actin
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英語名:actin
英語名:actin


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 アクチンはすべての[[wikipedia:ja:真核生物|真核生物]]に最も大量に存在する分子量約42 kDaのタンパク質である。[[wikipedia:ja:筋肉|筋肉]]細胞では20%以上、非筋細胞でも1~5%を占めている。単量体のアクチンはほぼ球状をしていることから、球状アクチン(G-アクチン;globular actin)と呼ばれている。生理的な[[wikipedia:ja:イオン|イオン]]条件ではG-アクチンは2本のプロトフィラメント(直鎖状のアクチン重合体)がらせん状に絡まった線維状アクチン(F-アクチン;filamentous actin)を形成する。イオン強度を下げると、線維状アクチンは球状アクチンに脱重合する。線維状アクチンからなるアクチンフィラメントは、[[中間径フィラメント]]や[[微小管]]と共に、[[細胞骨格]]の主要なメンバーであり、細胞の形態変化や運動に深く関わる<ref name="ref1"><pubmed> 19965462 </pubmed></ref>。<br>  
 アクチンはすべての[[wikipedia:ja:真核生物|真核生物]]に最も大量に存在する分子量約42 kDaのタンパク質である。[[wikipedia:ja:筋肉|筋肉]]細胞では20%以上、非筋細胞でも1~5%を占めている。単量体のアクチンはほぼ球状をしていることから、球状アクチン(G-アクチン;globular actin)と呼ばれている。生理的な[[wikipedia:ja:イオン|イオン]]条件ではG-アクチンは2本のプロトフィラメント(直鎖状のアクチン重合体)がらせん状に絡まった線維状アクチン(F-アクチン;filamentous actin)を形成する。イオン強度を下げると、線維状アクチンは球状アクチンに脱重合する。線維状アクチンからなるアクチンフィラメントは、[[中間径フィラメント]]や[[微小管]]と共に、[[細胞骨格]]の主要なメンバーであり、細胞の形態変化や運動に深く関わる<ref name="ref1"><pubmed> 19965462 </pubmed></ref>。<br>  
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== 遺伝子  ==
== 遺伝子  ==
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== 参考文献  ==
== 参考文献  ==


<references />  
<references />
 
<br> (執筆者:篠原亮太、古屋敷智之 担当編集委員:尾藤晴彦)

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