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==脳科学研究領域におけるプロモーターの応用== | ==脳科学研究領域におけるプロモーターの応用== | ||
αCaMKIIプロモーターは遺伝子操作[[マウス]]作製に広く利用されている<ref name=ref14 />。これ以外には、外来遺伝子の発現をGABAニューロンに限定されるためのGAD67プロモーター<ref name=ref20><pubmed> 16088032 </pubmed></ref>、[[ドーパミン]]産生ニューロンに限定させるためのチロシンヒドロキシラーゼプロモーター<ref name=ref21><pubmed> 22153370 </pubmed></ref>、受容体D1あるいはD2発現ニューロンに限定させるためのD1及びD2受容体プロモーターなどが利用されている<ref name=ref22><pubmed> 20613723 </pubmed></ref>。一方、神経活動依存的遺伝子発現の活性化をモニターする、あるいは、遺伝子発現が誘導されたニューロンを標識するためのツールとして、c−fos遺伝子あるいはArc遺伝子のプロモーターが利用されている<ref name=ref8><pubmed> 11559745 </pubmed><ref name=ref23><pubmed> 17761885 </pubmed></ref>。以上のプロモーター群は脳科学領域における強力な遺伝学的手法のツールとなっている。 | αCaMKIIプロモーターは遺伝子操作[[マウス]]作製に広く利用されている<ref name=ref14 />。これ以外には、外来遺伝子の発現をGABAニューロンに限定されるためのGAD67プロモーター<ref name=ref20><pubmed> 16088032 </pubmed></ref>、[[ドーパミン]]産生ニューロンに限定させるためのチロシンヒドロキシラーゼプロモーター<ref name=ref21><pubmed> 22153370 </pubmed></ref>、受容体D1あるいはD2発現ニューロンに限定させるためのD1及びD2受容体プロモーターなどが利用されている<ref name=ref22><pubmed> 20613723 </pubmed></ref>。一方、神経活動依存的遺伝子発現の活性化をモニターする、あるいは、遺伝子発現が誘導されたニューロンを標識するためのツールとして、c−fos遺伝子あるいはArc遺伝子のプロモーターが利用されている<ref name=ref8><pubmed> 11559745 </pubmed></ref><ref name=ref23><pubmed> 17761885 </pubmed></ref>。以上のプロモーター群は脳科学領域における強力な遺伝学的手法のツールとなっている。 | ||
==参考文献== | ==参考文献== | ||
<references /> | <references /> |