17,548
回編集
細 (→温度感受性TRPチャネル) |
細 (→機能) |
||
| 140行目: | 140行目: | ||
細胞内Ca<sup>2+</sup>以外の有効な活性化刺激の報告は少ない。 | 細胞内Ca<sup>2+</sup>以外の有効な活性化刺激の報告は少ない。 | ||
==== 機能 ==== | ==== 機能 ==== | ||
1価の陽イオンを選択的に透過するイオンチャネルであるTRPM5は、[[甘味]]、[[旨味]] | 1価の陽イオンを選択的に透過するイオンチャネルであるTRPM5は、[[甘味]]、[[旨味]]、[[苦味]]を受容する[[II型味細胞]]に発現しており、特に甘味の受容を温度依存的に増強させる。II型味細胞においてTRPM5は[[細胞内情報伝達]]分子として機能しており、Gタンパク質共役型の味覚受容体活性化の下流で起こる小胞体からのCa<sup>2+</sup>放出による細胞内Ca<sup>2+</sup>濃度上昇によって活性化される。食べ物が温かいと甘味の感受性が亢進するのは、TRPM5の温度感受性が機序の1つと考えられている<ref name=Talavera2005><pubmed>16355226</pubmed></ref>。 | ||
マウスの一部の[[嗅神経]]や[[鋤鼻器]]に発現するTRPM5は、[[フェロモン]]受容伝達に関与している可能性が報告されている<ref name=Lopez2014><pubmed>24573286</pubmed></ref>。 | マウスの一部の[[嗅神経]]や[[鋤鼻器]]に発現するTRPM5は、[[フェロモン]]受容伝達に関与している可能性が報告されている<ref name=Lopez2014><pubmed>24573286</pubmed></ref>。 | ||