「神経堤」の版間の差分

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 頸部の迷走神経堤から腹側に移動し、腸管壁に侵入する。この細胞群からは、[[副交感神経]]性の腸管神経節(アウエルバッハ神経叢とマイスナー神経叢)が生じる。  
 頸部の迷走神経堤から腹側に移動し、腸管壁に侵入する。この細胞群からは、[[副交感神経]]性の腸管神経節(アウエルバッハ神経叢とマイスナー神経叢)が生じる。  


====  心臓神経堤  ====
==== 心臓神経堤  ====


 迷走神経堤の一部は第3-6咽頭弓や心臓原基に侵入し、心臓神経堤と呼ばれる。咽頭弓に侵入した神経堤細胞は神経細胞やメラニン細胞、動脈弓の平滑筋や[[wikipedia:ja:結合組織|結合組織]]などに分化する。心臓原基に侵入した神経堤細胞は大動脈肺動脈中隔の平滑筋を形成する。また、腹腔神経節などの大動脈前方に存在する神経節を形成する。
 迷走神経堤の一部は第3-6咽頭弓や心臓原基に侵入し、心臓神経堤と呼ばれる。咽頭弓に侵入した神経堤細胞は神経細胞やメラニン細胞、動脈弓の平滑筋や[[wikipedia:ja:結合組織|結合組織]]などに分化する。心臓原基に侵入した神経堤細胞は大動脈肺動脈中隔の平滑筋を形成する。また、腹腔神経節などの大動脈前方に存在する神経節を形成する。


==== 体幹部神経堤   ====
==== 体幹部神経堤   ====
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 尾部の坐骨神経堤から腹側に移動し、腸管壁に侵入する。この細胞群からは、副交感神経性の腸管神経節(アウエルバッハ神経叢とマイスナー神経叢)が生じる。  
 尾部の坐骨神経堤から腹側に移動し、腸管壁に侵入する。この細胞群からは、副交感神経性の腸管神経節(アウエルバッハ神経叢とマイスナー神経叢)が生じる。  


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