571
回編集
細編集の要約なし |
細編集の要約なし |
||
69行目: | 69行目: | ||
認知機能は、顕在発症前から軽度の障害があり、発症に伴って[[IQ]]換算で5~10点に相当する低下を生じ、(長期入院患者以外では)その後は一定に留まる。 [[抗精神病薬]]が認知機能に対して機能的に意味のある効果を発揮するとはいえない。 | 認知機能は、顕在発症前から軽度の障害があり、発症に伴って[[IQ]]換算で5~10点に相当する低下を生じ、(長期入院患者以外では)その後は一定に留まる。 [[抗精神病薬]]が認知機能に対して機能的に意味のある効果を発揮するとはいえない。 | ||
以上のような症状のために、統合失調症は生活の障害と結びつきやすい。さまざまな疾患による生活障害の程度を数値化した検討において、すべての疾患による障害のなかで、統合失調症の急性期による障害が、最大の要因となっているとされている<ref><pubmed> 23245605 </pubmed></ref>。統合失調症による社会経済的なコストについての各国のデータを日本の人口に換算すると年間2兆7千億円となり、その内訳は医療費よりも、就労できないことによるところが大きい。 | |||
==診断== | ==診断== |